実行委員会主催
レポート「音とあかりの散歩道2019 【同時開催】第48回鹿児島市ふるさと芸能祭」
10月12日(土)、美しい音楽やあかりの作品に包まれるイベント「音とあかりの散歩道」が開催され、鹿児島市立美術館をはじめとする鹿児島市の美しい文化ゾーンの野外会場で、多彩なジャンルの音楽ステージや、幻想的なあかりの展示が行われました。また、鹿児島市内に伝わる郷土芸能を披露するイベント「第48回鹿児島市ふるさと芸能祭」も同時開催しました。
このイベントは、鹿児島市の「文化薫る地域の魅力づくりプラン」に基づき、市民が音楽や美術、伝統芸能など様々な文化に触れることによって、鹿児島の魅力を再発見し、文化を通じた元気な地域づくり・人づくりを進めていくことを目的として開催したものです。
当日の様子をまとめましたので、ご覧下さい。
「音とあかりの散歩道2019【同時開催】第48回鹿児島市ふるさと芸能祭」動画はこちら
【鹿児島市立美術館前庭】
鹿児島市立美術館前庭会場では、光の演出により普段と違う幻想的な雰囲気に包まれる中、ハンドベルや吹奏楽などの演奏のほか、合唱などの美しいハーモニーが会場全体に響き渡りました。
また、ゲストステージでは、鹿児島出身の東京藝術大学在学生4名による美しい声楽とピアノの演奏が披露され、会場の観客を魅了しました。
(ミュージックファンタジー)幻想的な光と音楽で包み込む優美なひとときを演出
(松陽高等学校音楽部)
(ゲストステージ)東京藝術大学在学生(鹿児島出身)4名のゲストによる声楽・ピアノと、松陽高等学校音楽部による合唱の合同演奏
(松陽高等学校美術科1年及び美術部生)
日本伝統美として「花札」を題材に、生徒それぞれの発想でアレンジすることにより、灯籠としての集団美を演出
【かごしま近代文学館・メルヘン館中庭】
かごしま近代文学館・メルヘン館中庭会場では、昔懐かしいフォークソング、温かみのある木管五重奏の演奏などやわらかな雰囲気に会場が包まれていました。
【探勝園】
島津久光公の銅像がある探勝園会場では、ライトアップされた木々に囲まれたステージで、尺八や琵琶などの和楽器や洋楽バンドなどによる演奏が多数披露されました。
(ミュージックファンタジー)光と音楽で時を超えた“悠久の杜”を演出
(鹿児島玉龍中学校・高等学校美術部、鹿児島女子高等学校美術部、鹿児島中央高等学校美術部、甲南高等学校美術部)
「錦江湾と桜島」をテーマに錦江湾の海を表現した数千個の和紙あかりと桜島などのあかりのオブジェを展示
(日本遺産パネル展示)音とあかりの散歩道の開催地である「鹿児島城周辺地区」が、令和元年5月に認定された日本遺産「薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群『麓』を歩く~」について紹介
【照国公園】
照国公園会場では、「第48回鹿児島市ふるさと芸能祭」が同時開催され、市内5組の伝統芸能保存団体と3組の小学校による小山田太鼓踊り、中間棒踊り、前之浜チョイのチョイ踊り、西俣の八丁杵踊り、西田橋・地つき唄等が披露されました。
鹿児島市ふるさと芸能祭に続き、ステージでは、ゴスペル、ポップス、ジャズなどが披露され迫力ある演奏と歌声が会場を盛り上げました。
(鹿児島大学教育学部美術専修有志)「光の樹」照国公園の大樹から芽生える生命力の光を表現したあかりの作品を展示
(社会福祉法人ゆうかり 生活介護事業所ぱすてる)「ぱすてるの仲間たち」一人一人の想いを表現したあかり作品を展示
(社会福祉法人常盤会 しろやまの風・サポート明星・奏の丘)「自由への招待」「自由」をテーマに制作したあかり作品を展示
(学生部会員企画)「ちょっと光るお面アート~自分だけのお面を作ろう~」では多くの来場者がお面の色付けを楽しんでいました。
【MBC学園・会場周辺の通り】
(MBC学園)各教室による生け花、切り絵、灯ろうの展示
(城山町二の丸あいご会、鶴丸城二の丸通り会)地域の子どもたちや店舗等が制作した和紙あかりを展示
【グランドフィナーレ】
グランドフィナーレでは、ステージに登場した出演者とボランティアスタッフの学生が鹿児島市立美術館前庭のメインステージに集まり、「ふるさと」を合唱。会場が一体となり、感動的な雰囲気の中、イベントは幕を閉じました。
取材&写真:かごしま文化情報センター(KCIC)