レポート・インタビュー

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2019.01.10

レポート「ふるさとこどもまつり~あそぼう『和』のせかい~」

「第2期文化薫る地域の魅力づくりプラン」に基づき、市民が身近に伝統文化に触れる機会や、伝統文化の魅力の発信を創出することを目的として、12月23日(日)鹿児島市中央公民館にて、「ふるさとこどもまつり~あそぼう『和』のせかい~」が開催されました。

鹿児島の民話をもとにした狂言、民俗芸能、邦楽、舞踊のほか、日本で歌い継がれている懐かしの唱歌や鹿児島の伝統文化にスポットをあて、市民の皆様に身近に伝統文化に触れ体験していただくことで、その魅力やすばらしさを感じていただきたいと企画しました。


ステージに先立ち行われたワークショップでは、参加者の皆さんが、郷土玩具“垂水人形”の絵付けや、薩摩琵琶、天吹の演奏などを体験しました。

 

「垂水人形、絵つけ体験」

参加者は講師の指導を参考に思い思いに絵付けを行いました。

 

「薩摩琵琶・天吹体験コーナー」

講師の指導を受けながら貴重な演奏体験の機会になりました。

 

 

ステージの第一部「体験、かごしまの昔話と芸能」では、狂言や獅子舞踊りなどが披露されました。

 

大蔵流狂言師河田圭輔氏による「狂言ワークショップ」

 

吉野兵六狂言同好会の皆さんによる新作狂言「吉野兵六どん」

 

大平獅子舞踊り保存会の皆さんによる「大平獅子舞踊り」

 

 

そして第二部の「いっしょに歌おう、にっぽんのうた、四季の歌」では、それぞれの分野で活動している子どもたちが、歌や踊り、演奏で、日本の四季を表現しました。

 

春のステージでは、桐の音楽院による「春の曲メドレー」の箏の演奏、吾妻流寿賀穂の会による日本舞踊との「変奏曲さくら21」での共演

夏のステージでは、NHK鹿児島児童合唱団による合唱、吾妻流寿賀穂の会による日本舞踊、池上柊眞さんによるヴァイオリン演奏の「雨降りお月さん」での共演

 

岩﨑日向子さんによる島唄「野茶坊」「よいすら節」の披露

 

秋のステージでは鹿児島高校和太鼓同好会樹人太鼓の皆さんによる和太鼓の演奏

 

池上柊眞さんによる「赤とんぼ」などヴァイオリン演奏

 

冬のステージでは石井宏岱さんによる「津軽じょんがら節」など津軽三味線の演奏

 

NHK鹿児島児童合唱団の皆さんによる「冬景色」「どこかで春が」などの合唱

 

フィナーレでは全ての出演者が壇上に登場し、「お正月」を観客の皆さんと合唱しました。

 

観客の皆さんに日本、そして地域の伝統文化などを身近に感じてもらい、その魅力を味わっていただきました。

鹿児島市の文化薫る地域の魅力づくり実行委員会は今後も伝統文化の保存・継承活動の活性化につながる取り組みを続けていきます。


取材&写真:かごしま文化情報センター(KCIC)