美術
冬の所蔵品展 特集:没後100年 橋口五葉④ たどり着いた境地―木版画の世界
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鹿児島ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、生誕140年・没後100年を記念して、郷土作家・橋口五葉の画業を全5回の特集コーナーで紹介します。
1914(大正3)年後期頃から、五葉はかねてより関心を持っていた浮世絵の研究に没頭します。やがて自らの下絵・監督に基づき、浮世絵の伝統技術を用いた私家版木版画を制作、浮世絵の様式美に西洋美術の感覚を取り入れ、新たな境地を拓きました。しかしながら1921(大正10)年、五葉は病により突然の死を迎えます。今回は生前に完成した珠玉の木版画を、その下絵類とあわせて展示します。39歳という若さで惜しくも亡くなった五葉の画業最後を飾る精華をご覧ください。