美術
秋の所蔵品展 特集:没後100年 橋口五葉③ 転機となった旅―新たな美との出会い
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鹿児島ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、生誕140年・没後100年を記念して、来年5月まで郷土作家・橋口五葉の画業を全5回の特集コーナーで紹介します。
1911(明治44)年、三越呉服店の懸賞広告で一等となったポスター《此美人》で大きな注目を集めた五葉は、その年の夏に約2か月に及ぶ長い旅をしました。旅先では大分・耶馬渓の独特の風景、別府の温泉場の浴女たちなど、後の木版画につながる重要なモチーフと出会いました。今回の特集では、画業の転換点となった旅を起点に、旅での経験に連続する作品群を展示します。また、同時期に試みた装飾的な日本画をあわせて紹介します。