伝統芸能
分野別カテゴリー: まちづくり 教育
レポート:「令和6年度 郷土芸能保存・継承活動に対する個人功労者への感謝状贈呈式 及び かごしま伝統芸能ネットワーク会議」
令和6年12月21日(土)、かごしま近代文学館にて、「郷土芸能保存・継承活動に対する個人功労者への感謝状贈呈式及びかごしま伝統芸能ネットワーク会議」が開催されました。
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今回は18団体25名参加のもと、伝統芸能の保存と継承に長年にわたり尽力され、各保存団体から推薦を受けた9名の個人功労者に、鹿児島市の山本市民局長から感謝状が贈られました。
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次に、山本市民局長が個人功労者のこれまでの活動に対し感謝の言葉を述べられた後、個人功労者を代表し、「広木虚無僧踊り保存会」の杉山弘幸様が挨拶をされました。
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贈呈式後の「かごしま伝統芸能ネットワーク会議」では小山田町太鼓踊り保存会の宮原幹男様、迫田正広様、奥脇真由美様
下花棚棒踊り保存会の泊純弘様より継承をテーマに活動事例について発表して頂きました。
今回の発表では小山田町太鼓踊り保存会から運営を支えるための事務局の設置、リーフレットの制作やSNSの利用など、
下花棚棒踊り保存会からは海外技能実習生の迎え入れなど、数々の新たな試みが発表され、未来に向けての方策のヒントを探ることができました。
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引き続き、質疑応答、意見交換が行われました。
発表の詳細に関する質問、団体が抱える問題、解決策の提案も上がり、継続的な情報交換の必要も感じられました。
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また、
この日参加下さった鹿児島の郷土芸能に深く携わられている新福憲一氏から
郷中教育を基とした小学校での伝統芸能継承の実例、子どもたちが成長しても活動を継続できるような声かけ、インバウンドへのアプローチ等
持続可能な継承活動へのヒントが語られる時間もありました。
この会議で発せられた情報や新たな視点が地域の財産である伝統芸能の魅力を伝えるためご尽力されている保存会の皆さまのチカラとなり、
豊かな文化の継承の糧となりますように、私たちかごしま文化情報センター(KCIC)も共に歩む思いを深める日となりました。